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≪2026 私立中高合格のポイント≫

同志社女子中学校・高等学校

中学入試は自己推薦,一般前期・後期 約240名募集
高校入試はLAコース推薦 約25名

 
きょういく時報」25.10.28号掲載>




 本校は、同志社系列中高で唯一の女子校です。「LA(リベラルアーツ)コース」と、理系学部への進学を目指す「WR(ワイルド・ローヴァー)コース」を設置しており、WRからも同志社大学・同志社女子大学への推薦進学が可能です。

 同志社女子大学には薬学部や看護学部、小学校教員免許の取得が可能な学科もあります。今春は、同志社女子大学に18名、同志社大学に213名が進学し、他大学にも延べ46名が合格しました。




自己推薦の受験資格確認申請期間
11/17(月)~11/24(月・祝) 提出書類の確認も


 2026年度中学入試も「自己推薦入試」「一般入試前期」「一般入試後期」の3区分で実施します。

 募集人数は計約240名。内訳は、自己推薦約55名(LA約45名/WR約10名)、一般前期約160名(LA約135名/WR約25名)、一般後期約25名(LA約20名/WR約5名)です。

 「自己推薦入試」は、1月の本試験に先駆けて受験資格の確認申請が必要です。11月17日(月)から24日(月・祝)までの申請期間内に、本校ホームページの「インターネット出願」サイトにアクセスしていただき、必要事項の入力と申請用紙のダウンロード、追って書類のご郵送をお願いしています。

審査結果は12月に入って間もなくお知らせします。受験資格を得られた方は、あらためて自己推薦入試の区分で出願をしていただく流れになります。

 仮にここで不本意な結果でも、気持ちを切り替えて年明けの「一般入試前期」に臨まれ、合格を手にされた受験生の皆さんが毎年多数おられます。さらに後期での復活合格も見られます。

 2026年度の中学入試日程は、1月17日(土)「一般入試前期」「自己推薦」、翌18日(日)「一般入試後期」、いずれも午前で試験が終わる予定です。

 出願は12月15日(月)にスタートし、自己推薦は1月9日(金)まで、一般入試は1月13日(火)まで、Web方式により受け付けます。出願時には、①「LAコースのみ志望」、②「WRコースのみ志望」、③「第1志望WRコース、第2志望LAコース」のいずれかを選択してください。

 一般入試の科目は前期・後期とも、「国・算・理・社4科」または「国・算・理3科」のどちらかを出願時に選択していただきます。

 両コース共通問題で、WRは国・算の点数を1.5倍します。4科で受験されても、合否判定の際には3科による得点換算も併用し、高得点の方を判定に用います。自己推薦入試の科目は、国・算の2科ならびに個人面接としています。


中学入試・出題のポイントと日々の学習のコツ


 中学入試では、小学校の学習範囲を超える難問奇問の出題はいたしません。

 難易度は、前期に比べると後期の方が若干高くなる傾向があり、本校を第一志望とお考えの方は「一般入試前期」で受験されることをぜひおすすめいたします。

 それでは、各教科の出題ポイントと併せて、日頃の学習で気をつけておきたいことなど述べておきましょう。



 国語では例年、文学的文章1題、説明的文章1題の計2題を出題しています。文学的文章にはエッセイなども含まれており、普段から意識的に様々なジャンルの文章を読むように心がけてください。

 文学的文章では「ある場面がどのような状況なのかを問う問題」、また「登場人物の心情を問う問題」がよく出題されます。どちらも書かれている内容に基づいて、文章全体から読み取るということを意識してください。

 「説明的文章」では「内容の理解を問う」問題や「全体の構成を問う」問題が多く出題されます。また、説明的文章の問いの中で「接続詞」を問う問題を出題していますが、この問題の正答率が他の問いと比べて低いことが多いです。文章を読む際には、接続詞の意味を踏まえて、文と文のつながりを意識するようにしましょう。

 漢字の書き取り問題は楷書で丁寧に書くこと。本文から抜き出して答える問題は誤字脱字が減点対象になりますので、注意して書き写しましょう。



 算数は、幅広い分野から出題します。簡単な問題から難しい問題の順に並べているとは限りませんので、できる問題や得意な問題から解くように心がけてください。

 また、求め方を書くよう指示がある問題については、答えだけを書くと得点につながりません。その問題に限っては、たとえ最終的な答えが出せなかったときでも、途中まで求め方を書いていれば部分点が獲得できる可能性があります。少しでもわかったことがあれば書き残すようにしましょう。

 昨年度の後期入試の求め方を書く問題では、約7割の受験生に何らかの得点が与えられました。普段から、答えだけが合っているかどうかではなく、求め方や考え方が正しくできているかも確認するようにしてください。

 また、答えだけを書く問題については、単位などを含めて問題文の指示にふさわしい答えになっているかどうかを確かめるようにしてください。

 問題文をきちんと読んで理解できるよう読解力や計算力をつけて臨むようにしましょう。



 理科は毎年、物理・化学・生物・地学の4分野すべてから必ず出題しています。どの単元も満遍なく学習しておくことに加えて、新聞やニュースなどで取り上げられた時事的な事柄に関する知識も身につけておきましょう。

 教科書に出てくる基本的な用語は漢字で書くようにしてください。

 また、実験データから規則性・法則性を見つけ出したり、与えられた条件から自分で考えたりするような科学的思考力を問う問題も頻繁に出題しています。

 このような問題では、問題文や与えられたデータを上手く活用する力が問われています。過去問演習を通して、自分の知らない現象が題材の問題であっても、正確に文章を読み取り、理解する力を養っておいてください。

 対策として、科学にまつわる本や記事を読み、正しく解釈する練習をしておくことも効果的かと思います。

 ただ暗記をするだけの勉強ではなく、現象の仕組みを理解し、説明できるような勉強を心がけて臨むようにしましょう。



 社会は、歴史、地理、公民の3分野から幅広く出題しています。概ね歴史分野4割、地理分野3割、公民分野3割の配点となっています。

 全般的な出題傾向は例年と大きく変わりません。例年、小学校の教科書の範囲からの出題を心がけています。

 教科書の本文だけでなく、地図やグラフ、年表や写真なども学習しておいてください。

 また、時事問題が出題されることもありますので、日頃から新聞やニュース番組を見るように心がけ、日本や国際社会の諸問題について、関心を持つようにしましょう。

 解答のうち、2~3割程度が、語句の記述問題となっており、漢字・カナ・字数などの指定がある場合は、指定外の解答は不正解となります。

 また、小学校で学習する教育漢字以外でも、社会科の基本用語は漢字での読み書きができるようにしておきましょう。

 近年、分野にかかわらず、資料の読み取り問題が出題されることが多く、与えられた資料から必要な情報を正しく読み取る力が問われています。


高校は作文・面接による推薦入試
受験資格確認申請は12/16(火)まで


 2026年度高校入試は、LAコースのみ推薦で約25名の募集となります。

 出願前に必要な「受験資格確認申請」の書類提出期限は、12月16日(火)午後5時までとなっています。

 高校からの募集人数が少ないこともあって、入学後、本校になじめるかご心配の向きもあるかもしれませんが、実際には、多様な分野での活動経験を活かして高校生活でもリーダーシップを発揮してくれている生徒たちが多く見られます。

 大学での学びを視野に、充実した高校生活を送ってもらえるよう支援しています。


(お話は同志社女子中高 谷口美都子先生)


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