本校は創立73年目になります。キリスト教カトリックの教えを軸に、中高6年一貫の男子校を続けています。
生徒たちは一人ひとりが神から愛されたかけがえのない存在です。心・頭・体のバランスの取れた人として成長してもらえるよう、常に呼びかけ、サポートをしています。
男子校だからこそ逆に、“男性”を意識することなく、“一人の人間として”やるべきこと、知っていなければならないことに気づかせたいと考えます。
また“自然体”で過ごすことができる日々の学校生活が、「自分の本当に好きなもの」を見つけ、追求する真摯な姿につながっているようにも感じます。
本校には、60を超える運動系・文化系のクラブや同好会があります。文化祭やクリスマス・タブローなど伝統の公開行事においても、活き活きとした洛星生の姿をご覧いただくことができると思います。
勉強は、「全生徒が優先してやるべきこと」であることは73年間変わりません。
その上で、中高6年をかけて自分が好きなことを模索し、思い思いの進路選択を経て本校を巣立ち、大学生になり、社会人へ…と輝きを増していく。そのための「種まき」を我々はしているのだ、と自負しています。
洛星中学校入学試験
受験生へのアドバイス
字や文を書くときは、「自分はわかる」という基準ではなく、「第三者が読めるか」「誰にでも通じるか」を常に意識して書いてください。これは、どの教科の答案を書くときでも共通する注意点です。(以下の各教科アドバイスの詳細は、「オンライン入試説明会」で配信しています。)
理科
・基本的な用語や法則、ものの名称や数値的なものはしっかり覚えたうえで、それらを使って説明や計算ができるようにしてください。
・教科書に出てくる実験や観察は結果を暗記するだけではなく、器具・方法・条件等にも注意し、なぜそうなるのかを理解できるようにしてください。
国語
・漢字の書き取り問題:残念ながら、字体が乱れ、読めない漢字を書く人がいます。とめ・はね・はらい・文字の形をきちんと意識して、ていねいに書く練習を怠らないでください。いいかげんな文字には点数を与えることができません。
・記述問題の配点は、全体の半分を超えることもあります。自分の言葉で書いて表すことをよく練習してください。それには文章を自分の頭と心でしっかり読み通すことが絶対必要です。
算数
・割合の問題の考え方は、小学校の算数の中でもきわめて大切なものです。速さの問題などを通して、割合の考え方をしっかりと身につけてほしいと思います。
・式を書くことによって、考え方の筋道を整理していくことができます。日頃から答だけではなく式を書くよう心がけてください。途中の式や考え方を書く問題を出題することもあります。
・後期日程では前期と同様の出題形式ですが、前期より試験時間が10分長い分、じっくり考えてもらう問題も出題します。
社会
歴史・地理・公民のいずれの分野からも出題しています。
教科書では最後に扱われる現代の歴史や国際社会に関する内容も範囲に含みますので、教科書は最後まで必ず目を通し、知識を十分に得ておくようにしてください。
なお、日々のニュースや国際情勢について関心を深め、自分自身が持っている知識と結びつけることも大切です。その時にはぜひ、「なぜ?」と物事を探究する意識を持ってください。
(お話は洛星中高 小田恵 校長先生) ※本文より抜粋
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